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2023.08.17 13:16

【朝ドラ立身出世物語#1】松岡茉優「あまちゃん」 脇役から育成するNHK★ポッドキャスト連動記事★

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 松岡茉優

 朝ドラで脇役を務め、現在主役級として活躍する俳優の軌跡や魅力を、放送作家の山田美保子さんがつづります(全6回)。当記事と連動した山田さんのドラマトークをポッドキャスト番組「山崎あみ『うるおう』リコメンド」で聴けます。「うるりこ」で検索を。


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 NHKは、朝ドラ(連続テレビ小説)の脇役で、キラリと光るものを持っている逸材を他作品で起用し続けて育成するのが近年の“パターン”。若き名優・松岡茉優はその代表的存在ではないか。


 有村架純、橋本愛、福士蒼汰、吉川愛、仲野太賀ら、現在の主演級俳優が、10代の頃にこぞって出ていた「あまちゃん」(2013年)が再放送され、連日話題となっている。


 中でも、演技力でも存在感でも視聴者の目を引き付けているのがアイドルグループ「GMT」のリーダー、入間しおり役の松岡だ。


 もともと実妹が先にスカウトされ、母親と共に面接に付いていき、ついでのように子役として芸能事務所入り。熱烈な「モーニング娘。」ファンでも知られ、マニアックなエピソードを話しだしたら止まらない。


 “奈落のアイドル”「GMT」を本気で地上に押し上げようとする様が常に熱を帯びているのは“モー娘。愛”と重なっているのかもしれない。


 ドラマや映画に出演するたび、若いのにベテランに見えるとも言われる名演技が著名な演出家や脚本家らの目に留まり、“御指名”は数知れず。


 連続ドラマ「最高の教師」(日本テレビ系)で主演。NHKでは「あまちゃん」以降も「水族館ガール」の主演、「銀二貫」や大河ドラマ「真田丸」などと彼女を離さず、8月放送の「軍港の子 よこすかクリーニング1946」に続く。


 実はバラエティーも器用にこなすので、筆者が構成を務めていた「正直女子さんぽ」(フジテレビ系)でも独特すぎる語彙と“ワイプ芸”ともいうべき豊かな表情が今でも忘れられないが、俳優としてのオファーが桁違いに勝り今に至っている。(放送作家)


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 やまだ・みほこ 1957年東京都生まれ。バラエティー番組「踊る!さんま御殿!!」などの構成を手がける。コラムニストなどとしても活躍。


※当記事と連動した山田さんのドラマトークを、ポッドキャスト番組「山崎あみ『うるおう』リコメンド」(略称うるりこ)で公開しています。Spotify、Apple、Amazon、Googleの各ポッドキャストで聴けます。

(c)KYODONEWS

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