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2023.08.16 15:45

台風7号、広範囲に影響 新幹線、一時全線見合わせ

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 台風7号の影響で崩落した橋。下は佐治川=16日午前11時47分、鳥取市佐治町

 日本海に抜けて北上した台風7号は16日、広い範囲で被害や影響をもたらした。静岡県内の大雨に伴い、一時全線で運転を見合わせた東海道・山陽新幹線は午後に入り運転を再開。大幅な遅れが生じた。大雨特別警報が一時発表され、橋が崩落するなどした鳥取県では一部地域で住民らの孤立状態が続き、最大で1800人超に上った。


 総務省消防庁のまとめでは、9府県の計64人が重軽傷を負った。


 JR各社によると、午前8時半ごろ、静岡県内の雨量計が規制値に到達。東海道新幹線が一部区間で運転を見合わせた。その後、東海道・山陽新幹線東京―博多の上下線に範囲が拡大。山陽新幹線は午後0時半ごろ、東海道新幹線は午後2時10分ごろに再開した。各地の駅は足止めされた多くの乗客で混雑した。


 JR東海によると、東海道新幹線は少なくとも上下185本が運休。240本が最大9時間半以上遅れ、約30万5千人に影響した。


 鳥取市では佐治川に架かる高山橋など二つの橋が崩落し、土砂崩れなどで一部住民が孤立。鳥取市と鳥取県八頭町では断水が発生した。県などが被害確認を進めている。

(c)KYODONEWS

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