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2023.08.15 16:34

「西サハラ問題知って」 列島縦断、自転車2人旅

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 西サハラ問題を訴え、自転車で日本列島縦断に挑んでいるベンジャミン・ラドラアさん(左)とサナ・ゴトビさん=6月、京都市

 隣国モロッコによる実効支配が続き、独立派住民が弾圧されている西サハラの実態を知ってほしいと、スウェーデン人の男女が自転車で日本列島縦断に挑んでいる。派手なウエアに身を包み、出会った人に旅の目的を伝える日々だ。


 西サハラはスペインの旧植民地でアフリカ大陸北西の北大西洋に面する。1970年代に独立国家建設の声が高まったが、モロッコが全域に進軍。独立派住民は内陸の砂漠地帯に追いやられ、多くの難民が生まれた。


 パレスチナ問題に取り組む市民運動を通じて出会ったサナ・ゴトビさん(30)とベンジャミン・ラドラアさん(30)は、西サハラにも着目してほしいと自転車の世界ツアーを発案。アルジェリアの難民キャンプをゴールに設定し、欧州に続き「最も遠い国で訴えたい」と今年5月に訪日した。


 福岡を皮切りに関西、中部地方を経て首都圏入り。大学などでの講演もこなす。9月には津軽海峡を渡る見込みだ。ウエアは独立派「ポリサリオ戦線」が76年に樹立を宣言したサハラ・アラブ民主共和国の「国旗」を彩る4色をあしらった特製品だ。

(c)KYODONEWS

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