2024年 04月29日(月)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.08.13 08:20

「ごっくん坊や」誕生―村を作りかえたごっくん男 馬路村農協前組合長 東谷望史物語(43)

SHARE

◆「村を作りかえたごっくん男」1回目からのまとめ読みはこちらから。

発売当初から変わらぬ「ごっくん」のラベル

発売当初から変わらぬ「ごっくん」のラベル

 1988(昭和63)年、高知市のアークデザイン研究所と馬路村農協の年間契約を実現した東谷さんは、アークの田上泰昭さんに「ごっくん馬路村」のラベルデザインを頼む。出てきたのは版画だった。にっこり口を開ける子どもの横顔と太字の「ごっくん」。東谷さんはあぜんとする。

 「自分の思いとは全然違うわけよ。コカ・コーラとか大手のラベルを見慣れちゅうせいか、なんかごちゃごちゃしちょって違和感があった」

 うーん、田舎くさい。と感じたのだが…。

 「デザイナーって最初に持ってきた作品にエネルギー注いじゅうき、それを拒否したら、たぶん二番手の作品には思いが入ってないわと思うて。気に入ってないけんど、まあ、OKした」

 それが35年を経ていまも不変のあのデザイン。ラベルの子どもは「ごっくん坊や」と呼ばれて愛され、いろんな商品や看板に使われている。

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 馬路村 ひと・人物 村を作りかえたごっくん男

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月