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2023.08.08 18:23

反攻2カ月、ロシア生命線に照準 ウクライナ進軍わずか、損失甚大

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 歩兵戦闘車に乗るウクライナ兵=ザポロジエ州、7月31日(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ロシアに侵攻されるウクライナが反転攻勢を始めて2カ月が過ぎた。ウクライナはロシアの生命線と言える補給路遮断を狙い南部で作戦を本格化、米国供与のクラスター弾も投入した。だが強固な防衛線に阻まれ前進はわずか16キロ。損失は甚大で、長射程砲や無人兵器で後方の兵たん拠点や軍中枢をたたく作戦に切り替え、局面打開を狙う。


 ロシア南部ロストフ州からアゾフ海沿岸のロシア占領地を経由してクリミア半島に通じる幹線道路と鉄道は、ロシア軍の主要補給路だ。ウクライナ軍は6月以降、東西に延びるこのルートの寸断を狙い、南部ザポロジエ州西部の二つの戦線で南下を進めた。


 しかしロシアはこの動きを予測し、拠点都市のメリトポリや交通の要衝トクマクの防衛のため、近年で最も広い範囲に防衛拠点を築いた。トクマク周辺では、550メートルの距離に(1)対戦車壕(2)「竜の歯」と呼ばれる戦車阻止用の障害物(3)広大な地雷原を重層的に並べた。


 ウクライナ軍は最近、クラスター弾を前線で使い始めたが、形勢逆転に至っていない。

(c)KYODONEWS

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