2023.08.06 08:39
台風6号 高知県内は8/8以降暴風域か 7日には大雨の恐れも
台風6号の接近に備え、漁船を係留する養殖業者(宿毛市大島)
台風は5日午後9時時点で徳之島の西約50キロにあり、中心気圧は970ヘクトパスカル、最大瞬間風速45メートル。
高知地方気象台は、6日正午からの24時間雨量を県内全域で200~300ミリと予想。雨雲が発達した場合、7日には南東向きの斜面を中心に警報級の大雨になる恐れがある。雨量は8日以降にさらに増える見込みで、高波や高潮にも警戒するよう呼び掛けている。
この日、宿毛湾内でブリを養殖する業者が、波の影響を受けづらい湾奥の港へと船を移動。社員ら9人が「慌てんでええぞー」と声を掛け合いながら、ロープを岸壁にくくり付けたり、いかりを沈めたりした。
すでに、いけすの給餌機も引き上げたそうで、荒木俊慶社長(32)は「うねりが大きくなってからでは遅い。台風が豊後水道を通る最悪のコースとなることも想定し、入念に準備したい」と気を引き締めていた。(新妻亮太、坂本出)