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2023.07.20 01:06

ロシア、ウクライナ入港認めず 黒海経由、穀物価格上昇の恐れ

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 ウクライナ南部オデッサ港を航行するトルコ船籍の貨物船=16日(ロイター=共同)

 ロシア国防省は19日、モスクワ時間の20日午前0時(日本時間同6時)以降、黒海経由でウクライナの港に向かう全ての船舶は軍事関連物資を積んでいる可能性があるとみなすと表明した。黒海を通じたウクライナ産穀物の輸出合意離脱を受け、ウクライナへの船舶入港を原則認めない強硬姿勢を示したとみられる。


 ウクライナが模索するロシア抜きでの穀物輸出継続は困難になった。世界有数の穀物輸出国ウクライナからの輸出は大幅な減少が避けられず、小麦などの国際価格上昇に拍車がかかる恐れがある。


 国防省の声明は、黒海からウクライナに入港する船舶に国旗を掲げた国は「ウクライナ側に立つ紛争当事国とみなす」と警告。黒海の北西部と南東部の公海上は「時限的に船舶航行の危険地帯とされる」と宣言し、ロシア軍の攻撃対象になる可能性を示唆した。


 昨年2月のウクライナ侵攻開始以来、黒海に面するクリミア半島に基地を置くロシア黒海艦隊はウクライナ海軍と交戦。黒海は事実上封鎖された。

(c)KYODONEWS

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