2023.07.18 08:32
高知・安田小33人、伝統の子ども相撲で熱戦 4年ぶり開催
保護者や友達の声援を受け、熱戦を繰り広げる子どもたち(安田町の安田八幡宮)
子ども相撲は40年以上続いており、現在は競技経験がある60~80代の住民3人が週2回指導している。大会は一時期途絶えていたが、2017年に11年ぶりに復活した。今回は新型コロナウイルス禍を経た4年ぶりの大会とあって、出場を待ちわびた児童の歓声が境内に響いた。
トーナメント形式の個人戦と、低学年と高学年に分かれた団体戦が行われ、「まわし取れー」「いけいけ、押し出されるな!」と白熱。子どもたちは負けたり、転んだりしてもお互いを気遣う言葉を掛け合いながら、力強く戦っていた。
個人戦で優勝した6年の野川伍葵(いつき)君(11)は「1週間前、自転車でこけて腕をけがして諦めかけたけど、友達に勝ちを譲りたくなかった。小学校最後やき、頑張って良かった」と笑顔だった。(深田恵衣)