2023.07.12 22:18
米6月物価、3・0%上昇 伸び率21年3月以来低水準
【ワシントン共同】米労働省が12日発表した6月の消費者物価指数は前年同月に比べて3・0%の上昇だった。伸び率は12カ月連続で縮小し、金融市場の事前予想(3・1%)も下回った。上昇率は2・6%だった2021年3月以来となる低水準となった。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は4・8%上昇だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)はコア指数の高止まりに懸念を示しており、25~26日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)では、前回会合で停止した利上げを再開するとの見方が出ている。
品目別では、食品が5・7%上昇で伸びの縮小は続いた。新車は4・1%上昇、住居費は7・8%上昇だった。一方、ガソリンは26・5%と大幅に下がり、中古車も5・2%下落した。
全体の前月比は0・2%上昇、コア指数も0・2%上昇だった。