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2023.07.12 16:59

パンデミックに途上国資金援助へ G20、新制度で医師と薬品確保

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 G20財務相・中央銀行総裁会議を終え、記者会見するインドのシタラマン財務相(中央)ら=4月、ワシントン

 日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域(G20)が、新型コロナウイルスのような感染症の世界的大流行(パンデミック)時に発動する新たな資金援助制度を創設する検討に入ったことが12日、複数の関係者への取材で分かった。「サージファイナンス」と呼ばれ、財政に余裕がない途上国を主な支援対象とする。初期対応に欠かせない医薬品や医師の確保に必要な資金を素早く提供し、感染拡大を最小限に食い止める。


 17、18日にインドで開く財務相・中央銀行総裁会議で協議し、8月19日に予定する財務相と保健担当相の合同会合での大筋合意を目指す。資金はG20を中心に日本を含めた各国が拠出し、途上国支援を手がける国際金融機関の世界銀行(本部ワシントン)と世界保健機関(WHO、本部スイス・ジュネーブ)が運営に携わる方向だ。世界銀行の関係者は「少なくとも総額10兆円の資金が必要になる」とみている。


 G7は既に資金援助制度の創設を検討しており、G20も中国やロシアを含め、パンデミック時の支援策が必要との認識で一致している。

(c)KYODONEWS

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