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2023.07.11 05:39

世界平均気温、今月7日最も高く 17・24度、さらに上昇懸念

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 【ジュネーブ共同】世界気象機関(WMO)は10日、今月7日に記録した世界平均気温は17・24度で、過去最高だった2016年8月16日の16・94度を上回ったと発表した。また先月は観測史上最も暑い6月となり、7月第1週も最も暑い1週間となったとみられると明らかにした。


 16年の夏には南米ペルー沖の海水温が上がり、世界的な気温上昇につながることが多い「エルニーニョ現象」が強く発生。WMOは4日に、エルニーニョが7年ぶりに発生したとしており、今後さらに気温が上昇する可能性があるとして懸念を示した。


 世界の海水温も、今年5月と6月に両月としては過去最高を記録した。特に北大西洋では予測を上回る高さとなっており、WMOは漁業への悪影響や、ハリケーンが多く発生する可能性が高まっているとして警戒を呼びかけた。


 また南極圏の海氷面積も、人工衛星での観測が始まってから6月としては最も小さくなっており、平均より17%少ない。一方、北極圏では平均よりやや小さいものの、6月としては過去8年よりも大きくなっている。

(c)KYODONEWS

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