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2023.07.06 17:24

自衛官候補生、実弾30発を受領 訓練用、隊員3人死傷事件

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 陸自日野基本射撃場=6月16日、岐阜市

 岐阜市の陸上自衛隊射撃場で6月、隊員3人が自動小銃で撃たれ死傷した事件で、自衛官候補生の男(18)=殺人容疑で再逮捕=は、現場の射撃場で89式5・56ミリ小銃の訓練に使う約30発の実弾を受け取っていたことが6日、関係者への取材で分かった。小銃発射で隊員らは頭部や脇腹などに被弾し、さらに場内の壁にも弾が当たった。


 陸自の警務隊は6日、菊松安親1等陸曹(52)=陸曹長に特別昇任=への殺人容疑で男を岐阜地検に送検した。事件当時の状況を詳しく捜査している。


 関係者などによると、男は6月14日午前、岐阜市の日野基本射撃場の場内で、教官の指示に従い「弾薬係」から約30発の実弾を受け取った。


 準備場所で実弾を複数の弾倉に込める作業中、無断で小銃に弾倉を装填。3人に向けて相次いで発射、さらに取り押さえられる際にも発射し、壁などに当たった。当日は5回目の射撃訓練で、実力を試す「検定」の予定だった。


 陸自は6日、原3曹の公務災害を6月29日付で認定したと明らかにした。死亡の2人は既に認定している。

(c)KYODONEWS

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