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2023.07.06 08:48

コンテナ搬出入の再開遅れ 名古屋港、システムは復旧

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 名古屋港のコンテナターミナルに向け列を成すトレーラー=6日午前、愛知県飛島村

 名古屋港運協会は6日、サイバー攻撃によるシステム障害で停止しているコンテナの搬出入作業について、再開が予定の午前8時半から遅れ、午後になるとの見通しを明らかにした。システムの復旧が6日午前7時半にずれ込んだことが響いた。貨物取扱量が全国トップの名古屋港で物流がストップする異常事態は3日目に入り、自動車産業などに影響が出そうだ。


 障害は4日朝、港のコンテナ搬入を一元的に管理するシステムで発生。身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」に感染してシステムが使えなくなり、コンテナの仕分けや搬出入作業ができなくなった。


 協会によると、ロシアが拠点のハッカー犯罪集団「ロックビット3・0」が仕掛けたという。協会はロックビット側に連絡しておらず、身代金も払っていないとしている。


 松野博一官房長官は6日の記者会見で「政府はサイバーセキュリティーに関する安全基準指針を決定するなどしており、対策を着実に進める」と述べ、重要インフラへのサイバー攻撃対策に万全を期す考えを示した。

(c)KYODONEWS

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