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2023.06.30 18:56

最低賃金、1000円到達へ調整 全国平均、物価高を反映

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 厚労省で開かれた中央最低賃金審議会。奥中央は加藤厚労相=30日午後

 厚生労働省の中央最低賃金審議会は30日、2023年度の最低賃金の引き上げを巡り、議論を始めた。岸田政権は現在の全国平均時給961円を千円に引き上げたい意向。審議会を構成する労使の代表らは、物価高騰を反映させて調整する見通し。上げ幅は過去最大となり、時給千円に到達する公算が大きい。7月末にも引き上げの目安額をまとめる。


 今後は千円にどこまで上積みできるかが焦点となる。


 目安額を踏まえ、都道府県ごとの地方審議会が話し合い、8月ごろ実際の引き上げ額を決める。10月以降、順次適用される。最低賃金は最低限の時給で、非正規を含む全ての働く人が対象。毎年度改定される。

(c)KYODONEWS

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