2023.06.24 08:39
実がぎっしり、コーンパン人気! 伊野商高生「きび街道」から発案 高知県いの町で販売中
「きび街道」のトウモロコシを使ったパンをPRする伊野商業高校の生徒ら(いの町の中嶋製パン所)
高知県いの町の伊野商業高校キャリアビジネス科の生徒がこのほど、同町枝川産のトウモロコシ入りのパンを発案し、町内のパン屋で人気を集めている。名物「きび街道」を生かした活性化を狙った商品で、生徒は「実がぎっしり詰まっておいしい。町内外の人にたくさん買ってもらいたい」とアピールしている。
同科キャリアビジネスコースの授業の一環。 地域活性化策を練っていた3年生のアイデアで、同校の企画に協力した経験がある地元の中嶋製パン所に今回も依頼した。同店は地元の農家から仕入れたトウモロコシの実をふんだんに使い、グラタン風のパンとフランスパンとの2種類を作って7日から販売している。
店頭に並べる計約30個のパンは毎日完売。既にリピーターもいるほど好評で、同店の森寿道(ひさみち)代表(49)は「高校生とのコラボは楽しいし、活性化したいという思いがありがたい」と笑顔を見せる。
3年の竹内瑛人さん(17)は「自分たちが考えた商品で地域が盛り上がればうれしい。県外客にも人気が出てほしい」。トウモロコシの収穫シーズンが終わる7月下旬ごろまで1個220円で販売中(月曜、火曜定休)。(谷川剛章)