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2023.06.15 18:10

うつで労災認定の職員3人復職 追手門学院、訴訟で「認諾」

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 職員としての地位が認められ、記者会見する原告の2人=15日午後、大阪市

 学校法人「追手門学院」(大阪市)の研修で外部講師から「腐ったミカン」などと言われたことでうつ病を発症したとして労災認定を受けた40~50代の元職員3人が、法人から退職を強要されたとして、今も職員の地位にあることの確認を求めた大阪地裁の訴訟で、法人側は15日までに請求を受け入れる「認諾」の手続きを取った。


 原告3人は2020年8月~21年7月に退職扱いとされていた。認諾によって復職となったが、うつ病の療養のため休職を続けるという。


 原告側代理人の弁護士によると、法人側が非公開の弁論準備手続きで「紛争の長期化を避けるため認諾する」との書面を提出した。


 原告3人は16年7月に法人幹部との面談で退職を迫られ、翌8月の職員研修への参加を指示された。研修ではコンサルタント会社の講師から「腐ったミカンを置いておけない」「戦力外」などと言われ、17年3月末で退職を求められた。


 その後うつ病を発症し休職期間の満了に合わせて退職扱いとされたという。労働基準監督署は昨年3月~今年1月に労災と認定した。

(c)KYODONEWS

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