2024年 05月16日(木)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.06.15 15:20

【東京ウオッチ】蛍舞う幻想の夜、親子で心躍らせて―ホテル椿山荘東京「ほたるの夕べ」 いまのTokyoをつかむイベント情報 (17日~25日)

SHARE

 ホテル椿山荘東京の庭園を飛ぶ蛍=東京都文京区(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント


 【17日(土)】


 ▽「ほたるの夕べ ディナービュッフェ」(~7月2日、文京区・ホテル椿山荘東京、蛍鑑賞のための庭園散策は宿泊者・レストランなど利用者以外はチケット事前購入制、宿泊者・利用者は入場無料、デジタルスタンプラリー参加は宿泊者・レストラン利用者限定で事前予約制)


 ホテル椿山荘東京で、庭園に飛ぶ蛍を鑑賞しながらディナービュッフェが楽しめるイベントが開催されている。


 蛍鑑賞は1954年に始まった歴史ある催し。椿山荘を築いた藤田観光創業者・小川栄一の「東京の子どもたちに蛍を見せたい」との思いから始まったという。庭園の沢に、ピーク時で1日約500~600匹もの緑色に光るゲンジボタルが夕方から出現する。昼間は、子どもたちがスタンプラリーを楽しみながら庭の探検ができるイベントを実施。一日を通して生態系に触れることができる。


 好評のディナービュッフェも今年は開業70周年を記念して、和洋中の専門料理人たちが特別に創作。お客の目の前で仕上げるサーロインローストビーフ、子どもたちに人気のカボチャのプリンなど伝統メニューも並ぶ。


 バンケット料理長の十代雅之さんは「料理や飲み物、空間装飾に『蛍の光』『蛍』をテーマとして取り入れた」と説明。「初夏ならではの自然を東京の真ん中で親子で体感してほしい」と話した。



 ○そのほかのお薦めイベント


 【17日(土)】


 ▽「紫陽花づくし」(~6月27日、中央区・銀座三越「アートアクアリウム美術館 GINZA」)


 梅雨シーズンの期間限定イベントが、銀座で行われている。会場となる「アートアクアリウム美術館 GINZA」は金魚アートの常設施設。梅雨の時期の今はアジサイが館内を彩り、金魚とアジサイの美しい景色を鑑賞することができる。


 色とりどりの水槽の中で金魚が泳ぎ、幻想的な雰囲気を演出。水が静かに流れ落ちる滝をイメージした作品「金魚の滝」では、流れる水の裏側に回ると金魚が泳ぐ姿を目の前で見ることができる。外に出るのがおっくうになる季節、ここだけのアジサイの風景を家族と一緒に楽しみたい。


 【18日(日)】


 ▽「ナゾ解きでせまる!原因と結果のミステリー」(13時30分、江東区・日本科学未来館、事前予約制、参加対象は小学5年生~大人、7月16日13時半~も開催)


 日常の中で起こる「原因と結果」を巡る謎について考えるイベントが、江東区の日本科学未来館で行われる。


 私たちは、日々、起こることを推理しその結果を予測しながら生きている。人工知能(AI)やロボットもデータから学習し次に起こることを推測する。会場ではワークショップを通して「データの間にある不思議な関係」を浮かび上がらせ、見る人によって説明が違う出来事の謎に迫る。


 原因と結果のミステリーの正体を知ることで、どんな自分の未来や人生を描けるのか? 子どもと大人で共に考えられるイベントとなる。


 【21日(水)】


 ▽「100万人のキャンドルナイト@増上寺2023」(20時、港区・増上寺、入場無料、キャンドル点灯は18時~、ステージは19時~、カウントダウンイベントは19時50分開始)


 「でんきを消して、スローな夜を。」を合言葉にしたイベントが芝公園の増上寺で開かれる。


 国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる169の具体的ターゲットにちなみ1690個のキャンドルを、境内に設置する。その明かりの下でカウントダウンイベントを行い、東京タワーが4年ぶりに消灯。参加者一人一人がゆっくりと環境や貧困の問題、世界情勢などについて考える時間をつくる。


 環境に配慮して作られた有機栽培の野菜や規格外食材の販売、キャンドルのワークショップなども行われる。ひとり親世帯を中心とした困窮家庭のための食品支援プロジェクトのブースも展開。


 特設ステージでは歌手のハナレグミさんや高田漣さんのライブ、俳優の別所哲也さんによる朗読なども行われる。


 【24日(土)】


 ▽「展覧会『ちひろ子ども百景』」(~10月1日、練馬区・ちひろ美術館・東京)


 生涯の一貫したテーマとして「子ども」を描き続けた画家いわさきちひろの作品約60点を紹介する展覧会が、下石神井で開催される。


 ちひろの描く子どもや赤ちゃんは、やわらかな髪やふっくらとした肌、つぶらな瞳、愛らしいしぐさなどが特徴。この画風は、1951年に32歳で母親となり、息子の猛やその友達のスケッチ、「私は赤ちゃん」などの育児書のためのカットを描く中で生み出された。


 本展では、息子をモデルにしたスケッチ、季節を通しさまざまな背景で遊ぶ子どもたちを描いた作品を展示。ちひろ自身の姿に重なるような少女像も紹介する。名作絵本「ぽちのきたうみ」の貴重な原画も鑑賞できる。


 学芸員の山田実穂さんは「子育ての中で孤立しがちな親の気持ちに寄り添うようなちひろのやさしさに、作品を通して触れられる」と説明した。

(c)KYODONEWS

国内・国際 Nエンタメカルチャー

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月