ミャンマー市民６３００人殺害　抵抗勢力、３割に関与か

2023.06.13 22:29

ミャンマー市民６３００人殺害　抵抗勢力、３割に関与か

高知新聞社

　ミャンマーの首都ネピドーで行われた軍事パレード＝３月（共同）

　【ヤンゴン共同】ノルウェーの民間研究機関「オスロ国際平和研究所（ＰＲＩＯ）」は１３日までに、ミャンマーで２０２１年２月に国軍がクーデターを強行して以降、少なくとも６３３７人の市民が殺害されたとする報告書を発表した。うち約半数は国軍側による殺害だとする一方で、約３割は国軍に抵抗する勢力が関与したとしている。

　ＰＲＩＯは報告書で「これ以上の犠牲者を出さないために、国際社会がミャンマーの現状を把握し、全ての当事者が対話することを求める」と強調した。

　ミャンマーメディアや人権団体「政治犯支援協会（ＡＡＰＰ）」、国軍系の連邦団結発展党（ＵＳＤＰ）などのデータを基に、２１年２月から２２年９月末までに殺害された市民の数を集計した。殺害の理由の大半は「政治的な動機による」としている。

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