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2023.06.04 08:40

「アユ=高知」のイメージ定着目指せ 漁の解禁直後に銀座で試食会

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試食会で提供された天然アユの炊き込みご飯

試食会で提供された天然アユの炊き込みご飯

 県産天然アユの価値を再認識してもらおうと官民でつくる「あゆ王国高知振興ビジョン」の推進協議会が2日夜、解禁直後に捕れたアユの試食会を都内で開いた。素材の魅力を発信して「アユ=高知」のイメージ定着を目指す。

 本県のここ10年のアユ漁獲量は90~140トンほど。同時期に高知市中央卸売市場や各漁協を通じて県内外の飲食業者などに出荷されたのは10~25トンで、多くはお裾分けなど県内での自家消費に回っている。

 そこで県は2021年度に「―ビジョン」を策定し、柱の一つに「アユに触れ、外貨を稼ぐ」を掲げた。昨年は東京・銀座の有名フランス料理店に依頼し、天然アユを前菜で提供するなど、消費拡大に向けて県外での認知度向上にも取り組んでいる。

 今年は「解禁直後のアユを楽しんでもらおう」と首都圏の新聞や雑誌などの記者10人を招いた試食会を東京・銀座の県アンテナショップ内のレストラン「TOSA DINING おきゃく」で開いた。

 昨年の「清流めぐり利き鮎(あゆ)会」でグランプリに輝いた奈半利川で捕れた16~19センチのアユを生きたまま持ち込み、定番の塩焼きに加えて刺し身やあんかけなど、ひと味違う料理でもてなした。

 参加者からは「身が締まっていて、ほくほくして甘い」などと好評で、県水産業振興課は「高知の魚はカツオだけじゃない。今後はアユを観光や地域資源として広く活用したい」と話している。(浜崎達朗)

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