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2023.06.03 17:27

記録的豪雨、各地で被害 2人死亡、35人けが

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 大雨で冠水した愛知県豊川市の道路で、水没した多くの車両=3日午前11時28分

 台風や前線の影響による大雨被害は3日、愛知県と栃木県で計2人が死亡、10都県でけが人は計35人に上った。各地で土砂崩れや住宅の浸水も発生。気象庁によると、静岡など8県23地点で24時間降水量の過去最多を更新した。


 愛知県豊橋市では水没した軽乗用車内から見つかった同市の会社員(61)が死亡。栃木県真岡市では釣りをしていた男性が用水路に流され死亡した。浜松市では土砂崩れで民家がつぶれ、住人とみられる男性と連絡が取れていない。和歌山県内では、増水した河川などに流されたとみられる2人が行方不明、神奈川県厚木市と静岡県磐田市でも、それぞれ1人の行方が分かっていない。


 総務省消防庁によると、神奈川や山梨など4県の6人が重傷。29人が軽いけが。住宅は全半壊を含めて、静岡や奈良など13府県の232棟が被害に遭った。


 2日に愛知や静岡など6県で局地的な豪雨をもたらす「線状降水帯」が相次いで発生し、記録的な大雨となった。24時間降水量は浜松市天竜区熊で497・5ミリなど23地点で観測史上最も多くなった。

(c)KYODONEWS

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