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2023.06.01 08:37

土佐酒の魅力、台湾で発信 高知県が大規模展示会に出展

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土佐酒の魅力をアピールした展示会(台湾・台北=高知県提供)

土佐酒の魅力をアピールした展示会(台湾・台北=高知県提供)

 土佐酒の輸出拡大に向けて県は5月26~29日、台湾最大級の酒の展示会にブースを出展した。試飲に加え、酒造りのこだわりを紹介するセミナーも開催し、現地の卸業者や飲食店主らに土佐酒の魅力をアピールした。

 台北で開かれた「台北国際葡萄(ぶどう)酒展&総合美酒博覧会」。120社が出展し、4日間で3万人以上が来場したという。

 県によると、台湾では飲食店で酒を飲む人が多く、需要拡大には店に酒を納入する卸業者にPRする必要があるという。

 ブースでは県内9蔵の土佐酒を試飲販売。本県の酒造りを長年支えてきた県酒造組合の上東治彦技術顧問(63)が講師として、酵母や酒米のこだわり、成分の分析結果に基づく品質の高さなどを説明した。

 コロナ禍前の2019年、台湾から本県を訪れた人は外国人宿泊者数の3割を占めた。今年5月には高知龍馬空港との定期チャーター便が就航し、交流拡大が期待されている。県地産地消・外商課は「高知の酒を初めて飲んだという人もいたが、セミナーも好評で、輸出拡大に手応えを感じられた」としている。

 21年の県産酒類の輸出額は5億1千万円で、県産業振興計画では23年に7億6千万円とする目標を立てている。(大山泰志)

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