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2023.05.23 08:35

雑踏事故で8人犠牲 高知市の天神橋上惨死(1897年7月22日) 医療界挙げ懸命の救護 ―そして某年某日(29)

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〈1897年7月22日〉雑踏事故 8人犠牲
コンクリート製の天神橋完成を大勢の人々が祝い、花台も繰り出した(1925年5月)

コンクリート製の天神橋完成を大勢の人々が祝い、花台も繰り出した(1925年5月)


 2022年10月29日、ソウルの繁華街での雑踏事故で、159人が犠牲になった。狭い空間に密集した人々が折り重なって倒れるような事故は日本でも11年7月、11人が亡くなった兵庫県の「明石花火大会歩道橋事故」が知られている。

 高知市でも1897(明治30)年7月22日、潮江天満宮夏祭りの夜、ごった返す天神橋で多くの人が倒れ、下敷きとなった6~16歳の子ども7人を含む8人が死亡した。当時の様子を事故を伝えた土陽新聞から再現する。

 その日、長かった梅雨が明け日差しが戻り、やっと夏が来た。夏大祭を迎えた天満宮は、明るいうちから参拝客が引きもきらず、薄暮の頃には大混雑。憲兵や警察官が、警備に当たっていた。

明治初期とされる天神橋

明治初期とされる天神橋

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