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2023.05.20 15:54

小学生の案内で戦争遺構を巡る 大分・宇佐、特攻隊訓練地

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 「宇佐航空隊平和ウォーク」で掩体壕を案内する今永周護君(左から2人目)=20日午前、大分県宇佐市

 大分県宇佐市で20日、第2次大戦末期に旧日本軍の特攻隊の訓練地にもなった「宇佐海軍航空隊」の施設跡を地元小学生の案内で巡るイベントが開かれた。「特攻隊員は、大切な家族のことを思ったのではないか」「平和な世の中が続くことを願いたい」。児童の説明に、約150人の参加者が耳を傾けた。


 イベントは「宇佐航空隊平和ウォーク」。軍用機を空襲から守る掩体壕や、特攻機が飛び立った滑走路の跡地など約20カ所を、市内4校の児童計約70人が自身の思いを交えながら紹介した。


 掩体壕を案内した市立四日市北小5年の今永周護君(10)は取材に「本当は特攻に行きたくなかった隊員の思いを伝えたい」と話した。

(c)KYODONEWS

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