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2023.05.10 20:30

死亡女性遺族側「全映像提出を」 入管収容死巡る民事訴訟

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 記者会見するウィシュマさんの妹ワヨミさん=10日午後、名古屋市

 名古屋出入国在留管理局の施設で2021年3月、収容中に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=の遺族が国に損害賠償を求めた名古屋地裁(佐野信裁判長)の訴訟で10日、第6回口頭弁論が開かれた。遺族側は国側が提出した監視カメラ映像は一部に過ぎないとして、全映像の提出を求めた。


 国側は訴訟で、これまでに約5時間分の映像を証拠として提出している。ウィシュマさんの妹のワヨミさん(30)が法廷で意見陳述し「映像は国の私物ではない。残っている290時間分の映像を私たちに引き渡してほしい」と話した。

(c)KYODONEWS

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