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2023.05.10 08:40

ムロト・チップスできた!! 高知県室戸市 西山台地サツマイモにチョコ ゲストハウス経営者が発売

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西山台地産のサツマイモを使ったムロト・チップス(写真はいずれも室戸市吉良川乙)

西山台地産のサツマイモを使ったムロト・チップス(写真はいずれも室戸市吉良川乙)

 室戸市室戸岬町のゲストハウス「スカイ アンド シー・ムロト」がこのほど、同市吉良川町の西山台地で生産されるサツマイモを使った菓子「ムロト・チップス」を発売した。ゲストハウスオーナーは「自然豊かな西山台地で育った甘い味わいを楽しんで」とPRしている。

 西山台地では、温暖で水はけがよく、適度な潮風が当たる環境を生かした農作物の生産が盛ん。秋にはサツマイモの収穫期を迎え、昨年は11戸が約175トンを収穫した。

「西山台地の魅力を広めたい」と話す河合英治さん=右端=ら

「西山台地の魅力を広めたい」と話す河合英治さん=右端=ら

 西山台地のサツマイモを使った商品には南国市の菓子メーカーが販売する「西山金時スウィートポテトロール」など人気商品がある一方、市内には土産や加工品が少なかった。そこで地場産品の加工品販売もしている同ゲストハウスオーナーの河合英治さん(50)が、土産にできる菓子で台地の魅力を広めようと商品化した。

 厚みがあるチップスは、パリッとした食感と程よい甘みが特徴。河合さんが「サツマイモとの相性がいい」というベルギー産のチョコレートに浸し、県産ベルガモットの皮を載せた。

 西山台地で年間約50トンのサツマイモを生産する農家の細松卓也さん(41)は「自然のミネラルを浴びて育ったイモのおいしさを身近に感じてもらえる」と期待。河合さんは「商品を通じて多くの人に台地の素晴らしさを知ってもらいたい」と話している。

 48グラム入り500円程度で、道の駅キラメッセ室戸の直販所「楽市」(吉良川町丙)などで販売している。(板垣篤志)

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