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2023.05.10 08:36

新装安田川キャンプ場好調 高知県安田町 愛犬区画人気でリピーター 昨年度7600人 利用者倍増

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愛犬を自由に放してキャンプが楽しめるペットフリーサイト(写真はいずれも安田町の安田川アユおどる清流キャンプ場)

愛犬を自由に放してキャンプが楽しめるペットフリーサイト(写真はいずれも安田町の安田川アユおどる清流キャンプ場)

 一昨年にリニューアルした安田町船倉の安田川アユおどる清流キャンプ場が人気を集めている。宿泊棟の水回りを充実させ、愛犬と過ごせる区画などを設けたことでリピーターが増加。昨年度の利用者は、新装前の2倍以上となる7600人となった。

 同キャンプ場は1993年8月オープン。ダムがない清流として知られる安田川沿いに、キャンプサイトやキャビンを整備した。

 90年代のアウトドアブームもあって、ピークの96年は年間6千人余りが訪れた。しかし近年は、施設の老朽化や度重なる水害の影響で3千人ほどに減少。町は2億4千万円余りをかけて再整備し、2021年4月に新装オープンした。

 監修したのは、アウトドアの魅力をテレビなどで伝える田中ケンさん(59)が経営するダディーズオピニオン(東京都)。ユニットバスだったキャビンのトイレと風呂を分けたほか、家族風呂を新設、シャワールームも増やした。

 特に人気を集めるのが、2区画あるペットフリーサイト。柵で囲われた一角に車を乗り入れてテントを張り、愛犬をリードにつながず過ごせる。香川県の50代夫婦は「区分けされている所は四国でも珍しい。川も近い」と満足そうだった。

快適なキャビンで、備え付けのバーベキューグリルを使って夕食を楽しむ家族連れ

快適なキャビンで、備え付けのバーベキューグリルを使って夕食を楽しむ家族連れ

 またキャビン5棟のうち2棟にまきストーブを設置したことで、冬季の稼働率が上がった。昨年度のキャンプ場利用者はリピーターが半数を占め、これまで10回以上訪れた人も。町は「町産品を購入できるようにするなど、地域が潤う仕組みをつくる」とさらなる展望を描く。ダディーズ社社員で、同キャンプ場マネジャーの鶴丸貴敏さん(57)は「イベント開催などで多くの人に足を運んでもらい、住民と一緒に地域を盛り上げていきたい」と話している。(深田恵衣)

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