2024年 04月29日(月)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.05.09 08:21

「らんまん」に即反応! 山椒もち、ゆかりの花、ロケ写真… ドラマに合わせ記事公開―デジタルPlus

SHARE

 高知県出身の植物学者、牧野富太郎博士を主人公のモデルにしたNHK連続テレビ小説「らんまん」の放送が、4月3日から始まりました。テレビから土佐弁が聞こえ、高知の風景も多く登場するドラマを、毎朝欠かさず見ているという方も多いのでは? 

 本紙記者が街頭で聞き取り、独自に調査した視聴率は驚異の48%でした。本紙ウェブ担当チームも、毎日食い入るように見ています。本県ロケが行われたシーンや登場する牧野博士ゆかりの花などに即反応し、関連記事をウェブサイトに公開するためです。

■毎朝の視聴は“業務”
 「バイカオウレンが出てきたね」「今日は横倉山のシーンや!」「あしたは島崎和歌子さん出るろうか?」

 最近は毎朝、ウェブ担当チームの面々がこんなことをわいわい話しています。らんまんには牧野博士がこよなく愛したバイカオウレンなどの草花、現地で撮影された美しい仁淀川の風景といった本県ゆかりのものが多数登場します。それらが描かれるたび、リアルタイムでウェブ発信をしています。

 4月3日のらんまん初回放送日。ドラマの中に、牧野博士の出身地である佐川町の伝統和菓子「山椒(さんしょう)もち」が登場しました。会社でドラマを見ていた元佐川支局長でウェブ担当のケンタが「お、山椒もち」と何げなくつぶやくと、一緒に横で見ていた先輩ハジメが「記事にしよう!」。

 早速、本紙データベースで調べると、山椒もちについて詳しく書かれた9年前の記事を発見。その時に撮影していた写真データも見つかり、その日のうちに山椒もちを紹介するウェブ限定記事を公開しました。

■山椒もち、「らんまん」第2話にも登場! 天狗役ディーン・フジオカさんも食す? 高知県佐川町の伝統和菓子

 ドラマに“即反応”することを大事にして、記事自体は短く簡潔なものでしたが、さすがは全国で流れる朝ドラの話題。記事はよく読まれ、発信した本紙のツイッターには「食べてみたい」「サンショウ好きにはたまらないくらい気になる和菓子」などのコメントが寄せられました。

 その後も、ドラマにバイカオウレンやジョウロウホトトギスなど牧野博士ゆかりの花が登場すれば、過去に本紙記者が撮っていた写真の特集を作りました。越知町の横倉山や佐川町の青源寺、仁淀川など高知でロケが行われたシーンが流れれば、撮りためていたロケ風景の写真を公開しました。

 またらんまんはフィクションの物語ながら、牧野博士の生家である造り酒屋「岸屋」をモデルにした「峰屋」が描かれたり、博士が通った学問所「名教館(めいこうかん)」がそのままの名前でドラマにも登場したりと、色濃く史実を反映した内容になっています。主人公の槙野万太郎が自由民権運動に関われば、牧野博士と民権運動について解説した記事を公開するなど、ドラマを見ている人たちがフィクションと史実を照らし合わせられるようにウェブサイトを更新しています。

 4月に本紙ウェブサイトで読まれた上位の記事10本中6本が、らんまん関連の記事になっています。もはや毎日の朝ドラ視聴はウェブ担当にとって“業務”。朝、家で見てから出勤したり、お昼休みに会社のテレビで再放送を真剣に見たりしています。

■ゆる~いトークも
 また記事だけでなく、牧野博士の魅力を伝える新たな試みとして、ラジオのようにらんまんの感想を語り合う音声メディア「今週のらんまん ハジメとケンタのちっくと言わせて!」も4月3日からスタートしました。牧野博士が大好きな記者、ハジメとケンタのトークを、基本的に毎週金曜日、動画投稿サイト「ユーチューブ」と音楽配信サイト「スポティファイ」で公開しています。

 ラジオDJでもない素人のトークなので、お聞き苦しい点もあるかもしれません。ただ内容はドラマの感想にとどまらず、牧野博士に関する本を書くぐらい詳しいハジメがドラマの万太郎と史実の牧野博士を比較して語るなど、けっこうためになる?コンテンツになっておりますので、ぜひ一度お聞きください。

 そのほか本紙では牧野博士に関する食べ物を紹介したり、ゆかりの草花をクローズアップしたりと、らんまんに合わせて関連記事を紙面、ウェブの両方で展開しています。「牧野富太郎」特設サイトに記事などをまとめていますので、ぜひご覧ください。(楠瀬健太)

高知のニュース デジタルPLUS 高知新聞からのお知らせ 牧野富太郎

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月