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2023.05.02 09:47

陸自ヘリ機体主要部分を引き揚げ 大きく破損、事故原因解明急ぐ

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 陸自ヘリ事故の現場海域に遠隔操作型無人潜水機(中央)を投入する作業船「新世丸」=2日午前、沖縄県・池間島から撮影

 沖縄県宮古島付近の陸上自衛隊UH60JAヘリコプター事故で、民間作業船は2日、海底から機体の主要部分を甲板上に引き揚げた。陸自は機体の損傷状況やフライトレコーダー(飛行記録装置)を調べ、事故原因の解明を急ぐ。政府関係者への取材で分かった。


 これまでに遠隔操作型無人潜水機(ROV)で機体を大型の網の上まで移した。2日、網に包み込まれた状態でつり上げられた機体は、原形をとどめないほど大きく壊れていた。


 1日の機体回収に向けた準備作業では、作業船が新たに1人を引き上げ、死亡が確認された。自衛隊の捜索で4月に海底から見つかり、残されていた1人と同一かどうかは不明。陸自が死因や身元の特定を進める。


 機体引き揚げの場所は、宮古島の西隣にある伊良部島の北約6キロ、水深約106メートルの海底。4月29日に海底や機体の状況に関する調査を始め、30日は波が高かったため作業を中止。5月1日に調査を再開し、引き揚げの準備を進めていた。


 ヘリには10人が搭乗し、4月6日午後、宮古島北西で消息を絶った。

(c)KYODONEWS

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