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2023.05.02 08:30

アオリイカ、柏島で育って 地元児童がヒノキ間伐材の産卵床設置 高知県・大月町 

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アオリイカの産卵床となるヒノキの間伐材を海へ投げ込む児童ら(大月町柏島沖)

アオリイカの産卵床となるヒノキの間伐材を海へ投げ込む児童ら(大月町柏島沖)

 高知県大月町弘見の大月小学校の6年生28人がこのほど、同町柏島の海に、アオリイカの産卵床となるヒノキの間伐材約50本を沈めた。

 NPO法人黒潮実感センター、すくも湾漁協などが例年、地元の児童と実施。児童は事前の授業で、山から川、海へと栄養分が運ばれて生態系が保たれていると学んできた。

 4月27日、児童は柏島漁港で、町森林組合が民有林で間伐した約2メートルのヒノキを産卵しやすいようのこぎりで剪定(せんてい)。船で出港して海中に落とし、地元ダイバーらが水深約20メートルの砂地に設置した。

 山下颯斗(はやと)君(11)は「たくさんの生き物が暮らせる海であってほしい」、松田愛菜さん(11)は「海を守るため、ポイ捨てをしないなど身近なことから取り組みたい」と話した。

 アオリイカは6月中旬にかけて産卵のピークを迎えるという。同センターは今後、イカの観察や解剖の授業も検討しているという。(坂本出)

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