ＪＲ北海道、赤字幅拡大　ローカル線廃止の特別損失が影響

2023.04.28 20:56

ＪＲ北海道、赤字幅拡大　ローカル線廃止の特別損失が影響

高知新聞社

　記者会見するＪＲ北海道の萩原国彦常務取締役＝２８日午後、札幌市

　ＪＲ北海道が２８日発表した２０２３年３月期連結決算は、純損益が１６４億円の赤字（前期は１０億円の赤字）だった。留萌線と根室線の一部区間廃止に伴う特別損失が影響した。売上高は前期比２１・２％増の１３３７億円、鉄道運輸収入は４５・１％増の５８５億円で、新型コロナウイルス対策の行動制限が緩和され、人流が回復したことで大きく伸びた。

　営業損益は５７２億円の赤字だが、前期より１５５億円改善した。経常損益は１８１億円の赤字。２４年３月期は、観光需要の増加などに期待し、純損益で８４億円の赤字と損失幅の圧縮を見込む。

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