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2023.04.26 13:26

新橋演舞場で第98回東をどり 格調高さとフレッシュさを

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 花柳寿輔さん(中央左)と喜美緒さん(同右)=東京都中央区

 東京・銀座の初夏を彩る新橋芸者の舞踊公演「第98回東をどり」が東京都中央区の新橋演舞場で5月21~23日に開かれる。日本舞踊花柳流の五世家元・花柳寿輔さん(30)が初めて総合演出を担当。芸歴半世紀以上から若手までがそろう、層の厚い新橋芸者ならではの格調高さやフレッシュさを引き出す。


 テーマは「季めぐる新ばし」。第100回に向け、歴史ある演目を振り返ることにした。長唄の三番叟の中で最古とされる「雛鶴三番叟」で幕を開ける。


 第2幕では、桜の頃から新春へと季節が巡るように「元禄花見踊」から新年をことほぐ「若菜摘」へ繰り広げる。「鷺娘幻想曲」の一部を使って、雪の精を表現する「雪の幻想」には、若手5人が出演。中心で踊るのが、山形市出身で2018年に新橋芸者となった喜美緒さんだ。


 地元で会社員をしていた頃、日本舞踊の師匠の縁で「東をどり」を鑑賞した。フィナーレの踊りに感動し「出演したい」と思い、この道を選んだ。


 若手だけで一つの演目をつくることは珍しい。喜美緒さんは「責任を感じます。新橋芸者として恥ずかしくないよう、しっかり踊りたい」と意気込む。


 「私たちの舞台を見て『一緒に踊りたい』と思う人が現れたら、ぜひ飛び込んできてほしい」

(c)KYODONEWS

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