2023.04.26 09:58
性的暴行の疑惑巡り本格審理開始 トランプ氏側は全面否定
トランプ前米大統領(ゲッティ=共同)
【ニューヨーク共同】米作家ジーン・キャロルさんがトランプ前大統領に1990年代に性的暴行を受けたとして訴えた民事裁判の本格審理が25日、ニューヨークの連邦地裁で始まった。審理の行方は前大統領の2024年大統領選の再選戦略に大きく影響するため、注目が集まっている。
25日の審理で前大統領側は性的暴行を否定し、証拠も目撃者もいないと指摘した。前大統領は出廷しなかった。
キャロルさんは90年代半ば、偶然知り合ったトランプ氏に「友人のために下着を選んでほしい」と頼まれ、ニューヨーク・マンハッタンの高級百貨店に入ったところ、試着室で暴行されたと主張。2019年に雑誌や新聞に告白した。