2023.04.25 10:11
重大事故から18年、慰霊式 尼崎脱線、安全と再発防止誓う
尼崎JR脱線事故から18年となり、発生時刻に合わせて現場付近で黙とうする人たち=25日午前9時18分、兵庫県尼崎市
乗客106人と運転士1人が死亡し562人が重軽傷を負った2005年の尼崎JR脱線事故は、発生から25日で18年となった。重大事故を引き起こしたJR西日本は、兵庫県尼崎市の現場に整備した「祈りの杜」で追悼慰霊式を営んだ。
事故発生時刻の午前9時18分前後、JR西の長谷川一明社長ら役員一同が電車が激突したマンション前で黙とう。その直前には快速電車が現場のカーブを時速25キロに減速して通り過ぎた。
慰霊式は遺族や負傷者を含め約300人近くが参列。献花するなど犠牲者を追悼し、同社幹部は安全と再発防止への誓いも新たにした。