2023.04.25 09:18
北海道や九州にデータ拠点を 災害リスク低減、政府改定
記者会見する松本総務相=25日午前、総務省
総務省は25日、政府の地域活性化策「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けたインフラ整備計画を改定し公表した。首都圏や関西圏に多いデータセンターが自然災害をきっかけに機能不全に陥るリスクを低減するため、新たに「北海道や九州のようなエリアで、補完・代替する中核拠点の整備を促進する」と明記した。
災害対応や安全保障の観点から、通信に使う国際海底ケーブルは「多ルート化」を促す。飛行機などに基地局を載せて通信サービスを提供する技術「HAPS」の実用化に向け、政府内で連携体制をつくることも盛り込んだ。HAPSは離島や山間部での通信確保につながると期待される。