アベノマスク単価、最高１５０円　情報開示、業者でばらつき

2023.04.24 18:24

アベノマスク単価、最高１５０円　情報開示、業者でばらつき

高知新聞社

　国から開示された文書を手に、記者会見する神戸学院大の上脇博之教授＝２４日午後、大阪市（画像の一部を加工しています）

　安倍政権が新型コロナウイルス対策として全世帯に配布した布マスク「アベノマスク」を巡り、業者に発注した単価などの情報開示を受けた神戸学院大の上脇博之教授は２４日、大阪市で記者会見した。マスク１枚当たりの単価（税抜き）は６２・６～１５０円で、納入業者や契約の時期によって２・４倍の差があったと明らかにした。

　上脇氏は国に情報開示を求めて提訴。開示を命じる大阪地裁判決（２月）が確定した。開示文書などによると、政府は２０２０年３～６月の約３カ月間に１７業者との間でマスク計約３億２千万枚を全て随意契約で発注した。厚生労働省が業者を公募した時期（２０年４月）の前後で単価に開きがあった。

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