2023.04.22 01:27
北方領土コンブ漁交渉妥結 日ロ、入漁料や隻数微減
昨年6月、北方領土・歯舞群島の貝殻島周辺の漁で水揚げされたコンブ=北海道根室市
北海道水産会(札幌市)は21日夜、北方領土・歯舞群島の貝殻島周辺でロシア側に入漁料を支払って操業するコンブ漁に関し、日ロ間の交渉が妥結したと発表した。
今年は昨年より約600万円少ない8254万円を支払い、16隻減の204隻が操業する内容で合意に達した。操業期間は6月1日~9月30日。
貝殻島周辺はコンブの好漁場だが、戦後、旧ソ連に拿捕される漁師が絶えず、1963年から協定を結んだ上で操業を行っている。北海道水産会はロシア側との交渉の窓口を担っている。