2023.04.21 22:49
東証取引延長、来年11月5日に 午後3時半まで30分間
東京証券取引所
東京証券取引所は21日、現物株の取引時間を30分延長する措置を来年11月5日から実施すると発表した。午後3時としている取引終了時間を午後3時半に延長する方針は既に公表していたが、実施時期は2024年度後半を目指すとしていた。終了時間を延ばすのは1954年以来、70年ぶりとなる。
基盤となる売買システムの更改時期に合わせて時間を延長する。取引活性化などが目的だが、短時間の延長にとどまるため、効果は限定的になる可能性もある。
現在の東証の株取引時間は午前9時から午後3時までで、1時間の昼休みを除くと計5時間となっている。東証は2021年5月、取引時間延長などを検討するワーキンググループを設置し、証券会社などと議論。同年10月に午後3時半まで延長する方針を発表していた。