2023.04.21 08:37
ミニこいのぼり〝見に来い〟 高知・梼原町で6000匹川渡し
青空を元気よく泳ぐこいのぼり(梼原町川西路)
2013年に1組の夫妻が飾り始め、ご近所に広がった。現在は8世帯と地元の建設会社が協力して白谷川上空に約30本のロープを渡し、100円ショップなどで販売される小型のこいのぼりを取り付けている。
カラフルでかわいらしい子ゴイの群れは県外からも人を呼んでいる。大きなこいのぼりを寄贈したいとの申し出もあるが、住民がこだわるのはミニサイズ。農家民宿を営む上田知子さん(66)は「『見に来い』とかけてますので」と笑う。
住民は高齢になるにつれ、斜面にロープを結ぶのが大変になってきた。やめようかという話も出るが、結局は続けることに。「顔を合わせてみんなでわいわいして、やっぱり自分らが楽しいんです」
にぎやかな風景は5月末まで見られる。(蒲原明佳)