2023.04.20 16:58
対日投資、30年に100兆円へ 政府が目標上げ、月内にも計画
「経済界サミット(B7)」であいさつする岸田首相=20日午前、東京・大手町の経団連会館
政府は20日、対日直接投資残高を2030年までに80兆円に増やす目標を100兆円に引き上げる方針を表明した。海外から積極的に資金や人材、新規事業のアイデアを受け入れ、経済成長につなげる狙い。月内にも行動計画を公表する。
岸田文雄首相は先進7カ国(G7)の企業幹部らが東京都内で開いた「経済界サミット(B7)」の会合に出席し、「行動計画を実行していくことで、日本を世界にさらに開かれた国にする」と述べた。内閣府によると、対日直接投資残高は22年6月末で43兆円となっている。
行動計画の骨子案によると、半導体やデジタルトランスフォーメーション(DX)を重要分野と位置付ける。