2023.04.20 16:36
広島サミットで924億円 経済効果、関西大教授が試算
G7広島サミットのロゴマーク
広島市で5月19~21日にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)について、開催による経済効果が約924億円に上るとの試算を、関西大の宮本勝浩名誉教授が20日発表した。
理論経済学が専門の宮本教授は「大都市での開催で警備費がかさむほか、世界的インフレによる経費高騰も考慮して計算した」と説明。「経済効果を最大限発展させるには、サミット後の観光客誘致に一層の力を入れるなど、地域を継続的に盛り上げる方策が必要」と指摘する。
試算では、国や自治体による開催費の支出や、増加が見込まれる観光客の消費拡大で、広島県内に約674億4千万円の直接的な経済効果があると算出した。