2023.04.20 10:05
子どもの接種「重要」大幅減少 コロナ以降、誤情報まん延が影響
新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける子ども=2021年11月、米バージニア州(ゲッティ=共同)
国連児童基金(ユニセフ)は20日、新型コロナウイルスの流行以降、多くの国で子どものワクチン接種を重要と考える人の割合が大幅に減少したとの報告書を発表した。新型コロナのワクチンが短期間で開発されたことによる不信感やインターネット上の誤情報のまん延が背景にあるとし、対策の必要性を訴えた。
日本では、子どもの接種を重視しているのは54%。コロナ流行前と比べ30ポイント余り減った。ユニセフのラッセル事務局長は「コロナ禍でワクチンは多くの命を救ったのに、恐怖心と誤情報がウイルスのように広がっている」と指摘した。