2023.04.19 19:31
営業目的で5万件不正閲覧 関電、家庭向け顧客情報
記者会見で謝罪する関西電力緊急対策本部の阿川毅事務局長=19日午後、大阪市
関西電力は19日、子会社の関西電力送配電が管理するシステムを社員らが不正に閲覧していた問題で、2019年11月からの約3年間で、社員62人が新電力の家庭向け契約5万4774件の顧客情報を営業目的で閲覧していたと明らかにした。2月の公表時点では、営業活動に使っていたのは社員35人で4332件と説明していた。また企業向けの契約でも不正閲覧が新たに発覚した。
不正閲覧を巡っては、関電と関西送配電が17日、経済産業省から電気事業法に基づく業務改善命令を受けたばかり。今回の追加調査の結果は経産省に報告したという。