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2023.04.19 10:16

入管、同性愛迫害理由に難民認定 国に勝訴のウガンダ30代女性

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 交付された難民認定証明書を手にするウガンダ国籍の女性=19日午前、大阪市

 同性愛者への迫害を理由にした難民認定を国に命じる判決が大阪地裁で確定したウガンダ国籍の30代女性が19日、大阪出入国在留管理局から難民認定を受けた。認定証明書を受け取った女性は「すごく気分が良い。支えてくれた人に感謝したい」と話した。


 支援者によると、在留期間は5年間。認定証明書の受け渡しの際には「おめでとうございます」と入管職員から声をかけられたという。女性は、国会で入管難民法改正案の審議が進んでいることを踏まえ「母国で問題があれば、保護してもらう必要は誰にでもある」と訴えた。


 女性は同性愛を理由に現地の警察に暴行を受けたとして20年に来日し、難民認定申請したが認められず退去強制命令を受けた。女性は処分取り消しを求めて提訴。今年3月の地裁判決は、帰国すればウガンダの刑法で処罰される恐れがあると判断し、強制送還は違法で難民と認定するよう国に命じた。国は控訴せず判決は確定した。


 出入国在留管理庁は同月、同性愛など性的マイノリティーを理由とする迫害も難民に該当し得るとの判断基準を公表した。

(c)KYODONEWS

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