2023.04.18 15:39
海保機、訓練中にエンジン不具合 セスナ不時着、2人けが
大分県宇佐市の農地に不時着した、海保北九州航空基地所属のセスナ172「あまつばめ5号」=18日午後1時23分
大分県宇佐市の農地に海上保安庁のセスナ機が不時着したトラブルで、同市の上空でエンジンの出力を上げる訓練中に不具合が起きたことが18日、第7管区海上保安本部(北九州)への取材で分かった。乗員2人は不時着の衝撃で捻挫や挫傷を負った。7管は経緯や状況を詳しく調べている。
7管によると、海上保安学校宮城分校北九州航空研修センターに所属する2人が乗った単発プロペラ機セスナ172は18日午前、北九州空港を離陸。「エアワーク」と呼ばれる操縦感覚を養う訓練の一環で、エンジンの出力を上げていた。
20代の男性研修生が操縦していたが、不具合発覚後に40代の男性教官と交代した。