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2023.04.18 14:58

アート展示の東急歌舞伎町タワー 新宿の多様な文化知る場に

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 篠原有司男「オーロラの夢」(撮影・木奥恵三)

 4月、東京都新宿区にオープンした、ホテルや映画館、劇場などから成る超高層ビル「東急歌舞伎町タワー」は、歌舞伎町の歴史などを踏まえた現代アート作品が随所に展示され、注目を集めている。国内外から訪れた人が、街の多様な文化を知る場になりそうだ。


 気鋭の建築家・永山祐子さんが設計したビルには、新宿に着想を得た新作など約200点を展示。愛知県美術館の拝戸雅彦館長とギャラリー「ANOMALY」が監修し、低層階では「街・路上」高層階では「透明」「空」など区域ごとにテーマを設定して各テーマに合った作家26組を選んだ。


 1階エントランスには、篠原有司男さんによる、絵の具を付けたグローブで画布を殴って描く「ボクシング・ペインティング」の大作が来館者をお出迎え。その先に写真家・森山大道さんが新宿の街を撮影した代表作がある。


 10階映画館ラウンジには、竹中美幸さんの、フィルムを使った幻想的な「ミラノ座の記憶」が、17階のバーには、ホストクラブで使われた赤いソファに街灯などを付けた、西野達さんの重さ1トンもの新作がつり下がる。45階のレストランでは大巻伸嗣さんによる、発光ダイオード(LED)を潜めた球体の作品が繊細な影絵を壁に映し出す。


 一部作品には、スマートフォンでQRコードを読み込み無料で利用できる音声ガイドを用意。ナビゲーターは俳優・宮沢氷魚さんが務める。

(c)KYODONEWS

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