2023.04.17 16:16
映画「すずめ」、中国で日本超え 興収146億円、記録更新
映画館内に設けられたアニメ映画「すずめの戸締まり」の看板の前で写真を撮る人たち=3月、北京
【上海共同】中国メディアは17日、新海誠監督のアニメ映画「すずめの戸締まり」の中国本土での興行収入が同日に7億5200万元(約146億6700万円)となり、日本での興行収入を超えたと伝えた。「すずめ―」は中国本土で3月24日に公開され、1カ月足らずで累計観客数が2200万人を突破。興行成績で日本アニメ映画の歴代記録を更新し、日中関係が緊張する中でも快進撃を続けている。
今月20日には中国で漫画「スラムダンク」の映画「THE FIRST SLAM DUNK」が公開予定。事前のチケット販売額は既に5千万元を上回っており、日本アニメの存在感はますます大きくなりそうだ。
新海監督は「日本のアニメーションの世界興行が別のフェーズに入ったと実感」しているとツイッターに投稿し、海外の観客への謝意を示した。
中国の短文投稿サイト、微博(ウェイボ)には中国での人気を祝福する声や上映期間延長を求める書き込みが相次ぎ、「5回見た」とのコメントもあった。