2023.04.17 11:19
リハビリ拠点、新たな一歩 ウクライナ西部で開所式
義足を装着し、歩行訓練するデニス・クリベンコさん=14日、ウクライナ西部リビウ郊外
【リビウ共同】ウクライナ西部リビウ郊外で、非営利団体「スーパーヒューマンズ」がロシアの侵攻で重傷を負った人たち向けのリハビリ拠点をオープンした。開所式に出席したゼレンスキー大統領の夫人オレナ氏は「ウクライナの回復は、一人一人の回復から始まる」と激励した。
手脚を失った人の義肢製作や歩行訓練、心理面のケアを行う専用の施設を備え、年間3千人を受け入れる目標を掲げる。寄付金で運営し、東部ハリコフなど各地で施設を開く予定という。
軍兵士として戦闘に参加し、地雷で両脚と左腕を失ったデニス・クリベンコさん(24)は「新たな人生を始める」と意気込んだ。