2023.04.15 15:58
日銀の植田総裁、関係構築で成果 政策修正の有無焦点
記者会見する日銀の植田総裁(右)と鈴木財務相=13日、ワシントン
【ワシントン共同】日銀の植田和男総裁は12、13日に開かれたG7とG20の財務相・中央銀行総裁会議で、大規模金融緩和策を当面継続する方針を説明し、各国中銀トップとの関係構築でも一定の成果を得た。今後は27、28日の金融政策決定会合で、長期金利の上限引き上げといった政策修正に踏み切るかどうかが焦点となる。
「率直な議論をするには信頼の輪の中に入らないといけないと強く感じた」。植田氏は会議終了後の記者会見で、総裁として初めて臨んだ国際会議を振り返った。滞在中にG7の中銀総裁と個別会談を行い「個人的な関係を築いていく第一歩になった」と成果を語った。