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2023.04.14 16:11

飽和潜水、作業を中止 ダイバー海中活動できず

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 陸自ヘリ事故の捜索が続く海域を望む沖縄県・池間島で活動する自衛隊員=14日午前9時6分

 沖縄県の宮古島付近で10人が搭乗した陸上自衛隊UH60JAヘリコプターが行方不明となった事故で、自衛隊は14日、深い海での作業を可能にする「飽和潜水」と呼ばれる特殊技術を活用し、海底に残された搭乗者の可能性がある複数人の確認作業を始めた。ダイバーは装置に乗って海に投入されたが、海中に出て活動することはできず、同日の作業を終えた。15日以降に再開する見通し。機体の主要部分とみられる物体も見つかっており、自衛隊は作業を急ぐ。


 政府関係者によると、海底に取り残された搭乗者とみられる人を運び出した後、民間のサルベージ会社が機体を引き揚げる方向で調整している。


 飽和潜水は、海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちはや」のダイバーが担っている。気圧状態を潜る深さの水圧と同じにした部屋で体を慣らし、水中エレベーターで降下。海中に出て作業に当たる。ちはやのダイバーが乗った装置は14日午後、海中に入った。安全に潜水できるよう、事前に水中カメラ付き無人機などで海底の様子を調べた。

(c)KYODONEWS

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