2023.04.13 22:32
3月卸売物価2・7%上昇 米、2年2カ月ぶり低水準
【ワシントン共同】米労働省が13日発表した3月の卸売物価指数はモノとサービスを合わせた総合指数が前年同月より2・7%上昇した。伸び率は2021年1月以来、2年2カ月ぶりの低水準だった。上昇率は事前の市場予想の3・0%より小さく、9カ月連続で縮小した。エネルギー価格が7・2%低下し、全体の伸び率を押し下げた。
12日発表された3月の米消費者物価指数(CPI)も前年同月比の上昇率が5・0%と9カ月連続で縮小しており、物価上昇の勢いが鈍化してきたことが鮮明になった。
3月の卸売物価指数でモノの価格は2・0%上がり、食品は5・1%上昇。サービスは2・8%上がった。